2022年05月26日 16:12

グリーン電力事業を一気通貫で手掛けるafterFITはこのたび、ドローンの夜間における目視外飛行(補助者なし)の運用について、国土交通省より承認を取得した。全自動ドローンによる日中の太陽光発電所(自社管理)の保守点検は、すでに2月より運用を開始している。今回の承認取得によって、日中・夜間を問わず、現地完全無人での全自動ドローンの遠隔飛行が可能となった。全自動ドローンの夜間の目視外飛行(補助者なし)の承認取得は、国内で初めての事例となる。

具体的には、太陽光発電所にDroneNest(充電ポート)とドローンを設置。東京本社のパソコン画面上で飛行開始のボタンを押すと、ドローンはあらかじめ決められた点検ルートに沿って自動で飛行。機体に搭載された赤外線カメラで太陽光パネルの撮影を行い、自動的にDroneNestに戻る。1回の点検時間は20分程度で、充電は60分で完了する。

2050年のカーボンニュートラル実現に向け、国は太陽光を中心に再エネ電源を現状のおよそ2倍に増やす野心的な目標を掲げている。一方、頻発する太陽光発電所での銅線盗難被害が近年問題に。afterFITはかねてより、保守管理のみならず、太陽光発電所の防犯・監視における全自動ドローンの活用を目指しており、今回の承認取得はその可能性を大きく前進させる。全自動ドローンの特設ページはこちら