2022年05月26日 12:55

システムズは、DX推進の足かせとなっている老朽化したシステム(レガシーシステム)の抱える課題を解決することを目的とした、レガシーITに強い人財のコミュニティ「レガシー侍」を5月20日に創設した。
同社は、1969年の創業以来半世紀にわたり、多くの企業のITシステムの開発から維持・運用の支援をしてきた。とりわけ、長年使い込まれたレガシーシステムを移行する「マイグレーション」という専門分野では、約30年の経験を有している。こうした企業のレガシーシステムは、デジタル変革による競争力強化が求められるDX時代の今、経済産業省が取りまとめた「DXレポート」により、DX化を阻害する「技術的負債」と指摘されており、レガシーシステムが引き起こす「2025年の崖」問題として、注目を集めている。
同社は、こうしたレガシーシステムを取り巻く環境の厳しさが増すことから、この10数年がレガシーシステムの移行を始めとした脱却に係る重要な時期と考え、「レガシーシステムを移行したくても移行できない」、「廃棄して一から作り直しせざるを得ない」という事態に陥る前に、レガシーITに明るいエンジニアや過去のITに対する知見を持ったエンジニアの人々のネットワークを作ることが社会的使命であると考え、今回のコミュニティ「レガシー侍」の創設に至った。レガシーシステムに強い技術者のコミュニティを作り、知の継承を行っていきながら、企業の垣根を越えて日本のITを最後尾から支えていく。