2022年05月25日 19:43

西日本鉄道、三井住友カード、QUADRAC、ビザ・ワールドワイド・ジャパンは、西日本鉄道の電車(西鉄電車)において、三井住友カードの公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用し、Visaのタッチ決済による改札機通過に関する実証実験を7月15日より開始する。
Visaのタッチ決済とは、Visaのタッチ決済機能のあるカードやスマートフォン等を機器にかざすことで、決済をスピーディに完了する仕組み。今回の取り組みでは、福岡の観光の中心となる西鉄福岡(天神)や太宰府などの西鉄電車5駅の改札口に、Visaのタッチ決済に対応した専用改札機または簡易読み取り機を設置する。
この取り組みにより、券売機で切符を購入したり、ICカードにチャージしたりすることなく鉄道乗車が可能になり、券売機やのりこし精算機前の密回避や大きな手荷物を持つ場合でもスムーズに利用できる。
Visaのタッチ決済は、世界で約500以上の公共交通機関に導入されており、一般的な乗車方法として認知されている。国内の乗客のみならず、世界で広く普及する乗車手段を導入することにより、今後次第に回復が期待されるインバウンド観光客にとっても、便利に安心して旅行を楽しんでもらえる環境づくりの一環として期待される。
実証期間は7月15日~2023年3月末(予定)。対象者は、Visaのタッチ決済機能付きカード(クレジット、デビット、プリペイド)やスマホ等を持つ人。対象駅は、西鉄福岡(天神)、薬院、大橋、太宰府、西鉄柳川。