2022年05月23日 09:05

東日本電信電話栃木支店は、日光市において外国人や聴覚障がい者の人への意思疎通を円滑に交わすことが可能となる「みえる通訳」を4月から導入することにより、自治体における市民サービスの向上をサポートする。

日光市では、2018年4月1日より施行された「日光市手話言語条例」に基づき、電話リレーサービスの導入や、日光市の歌を手話で訳した動画の作成を通じて手話通訳の普及を目指してきたが、手話ができる職員が少ないという課題があった。また、市民課や税務課での在留外国人の人とのやりとりの中で言語の壁を感じる場面が多くあった。こうした課題解決に資するためNTT東日本栃木支店は、「みえる通訳」を日光市に提供することで、市民の人々へのきめ細やかな対応の実現を支えている。

「みえる通訳」は、テリロジーサービスウェアが提供する映像通訳サービス。外国人や聴覚障がい者の人の円滑なコミュニケーションを支えるため、スマートフォンやタブレットを利用し、テレビ電話形式でオペレーターがリアルタイムで通訳を行う映像通訳サービスだ。13カ国語もの多言語による通訳のほか、日本手話の通訳にも対応しており、利用したいサービスや言語をスマートフォン等の画面上で選択し、オペレーターを呼び出すというシンプルな仕様のため、デジタル機器の扱いに不慣れな人にも安心して利用してもらうことができる。今回の導入により日光市は、市民課・社会福祉課・税務課窓口・日光行政センター・藤原行政センターにて、「みえる通訳」が利用可能となった。

みえる通訳