2022年05月20日 16:00

インテージヘルスケアは、全国の乳腺外科の医師を対象に、「乳がん患者のオンラインでのセカンドオピニオンについての調査」を、簡易Web調査(TenQuick)にて行った。

まず、本調査の対象となった乳腺外科の医師に、セカンドオピニオンを提供した経験があるかを確認した。すると現在勤務している医療機関での経験は78%、それ以外の施設では9%で、合計87%の医師が経験があると回答。これら提供経験があるとする医師の34%は、新型コロナウイルス感染症の流行前と比べ、自身の診療する患者においてセカンドオピニオンを希望する割合が減少したと回答した。

また、実際に現在勤務している医療機関または直近でセカンドオピニオンの提供経験があった勤務施設での実施方法は、対面のみが89%で、オンラインを含む方法は11%と少ない結果に。今後のオンラインでのセカンドオピニオンの提供の必要性について確認したところ、必要だと思う医師が34%、必要だと思わないが38%。現時点では医師の考えが分かれていることがわかる。

今後オンライン実施の必要性があるとする医師にその理由を確認したところ、「遠方の医療機関で受けやすくなる」が94%と最も多い結果となった。次いで「他の疾患の感染リスクを少なくすることができる」「患者・家族側の身体的な負担が少ない」と続く。新型コロナウイルス感染症に直接関連しない項目についても、患者のメリットが上位の理由として挙げられた。