2022年05月20日 09:52

岡山大学は、5月17日、アジアの風 岡山外語学院と、連携・協力に関する協定を締結した。

岡山外語学院は、1992年10月より外国人留学生をはじめとする在留外国人に日本語教育を開始し、様々なニーズに応じた教育コースを設置して、グローバルな人材育成に尽力している。岡山大学と岡山外語学院それぞれの強みを持ち寄ることで、多文化共生社会の実現、地域のSDGsの達成に向けて、連携協力できることがないかと検討を重ね、同協定の締結に至った。

同協定に基づき、留学生の教育・研修の相互実施、留学生の生活面での支援、外国人を対象とした多言語での防災教育活動の3つを柱として、連携・協力を進めていく。一つ目の「留学生の教育・研修の相互実施」では、日本語能力が不足している留学生への入国前、入国後の日本語教育支援、岡山外語学院の優秀な留学生の岡山大学および岡山大学大学院への推薦、日本語教師の海外派遣協力などにおいて、連携していく予定だ。二つ目の「留学生の生活面での支援」では、岡山外語学院がこれまで蓄積してきた、ビジネスマナーやごみの出し方などの留学生への生活支援プログラムを岡山大学の留学生にも実施し、留学生が日本社会へソフトランディングできるよう協力・連携していく予定だ。三つ目の「外国人を対象とした多言語での防災教育活動」では、岡山大学の「新型感染症等マルチハザード教育訓練Station」事業と連携して、「やさしい日本語」を用いた留学生のための多国籍防災セミナーの実施などを検討していく。

岡山外語学院 / 岡山大学SDG