2022年05月19日 12:44

エータイは、「安達藤九郎盛長坐像(埼玉県指定有形文化財)」の御開帳イベントを、TVドラマ放送を記念し、5月28日、14時~16時の2時間限定で開催する。

今、TVドラマで話題の重臣・安達藤九郎盛長(あだちとうくうろうもりなが)は、鎌倉幕府初代将軍である源頼朝を長年支え続けた重臣として活躍した。建久5年(1194年)には鶴岡八幡宮の奉行人となり、正治元年(1199年)源頼朝死去の年に出家。蓮西(れんさい)と号し、北条時政、大江広元などと共に有力な御家人で発足された「13人の合議制」メンバーの一人として鎌倉幕府の幕政改革に貢献。その後、正治2年(1200)66歳で死去した。

放光寺は、安達盛長が創建した寺院と言われている。安達盛長の肖像と伝わる埼玉県指定有形文化財「木造 安達藤九郎盛長 坐像」が大切に保管され、境内には伊豆市・修善寺より寄進された台座、囲石をもとに復元された盛長の墓所も。その他、同寺地域には所領と館があったと伝えられており、安達盛長ゆかりの地と言われている。

当日は2時間限定の開催で、本堂内に奉納されている秘仏「安達盛長坐像」や、境内に復元された盛長の墓所などをスタッフが案内。また、来場者限定オリジナル記念品のプレゼントも用意する。かつてお寺は、寺子屋や人々のお困りごと解決、情報交換の場として地域の中心的役割を担っていた。本イベントを通じてお寺元来の姿に立ち戻り、地域コミュニティの活性化・促進、そして新たな地域の魅力発信に繋げていきたいと考えている。