2022年05月12日 15:31

DIGITALIOと、「小学館」のグループ会社であるC-POTは、4月、DIGITALIOが運営する無料ウェブ百科事典「コトバンク」において事業提携した。

コトバンクは小学館の「デジタル大辞泉」(約30万語)、「日本大百科全書」(約14万語)、「精選版 日本国語大辞典」(約30万語)など、140辞書・事典の約274万語(2022年4月現在)を収録。国内の辞書サイトにおいて10カ国語を無料提供できる、唯一のウェブ百科事典となっている。原則として、確かな著者・編者・発行元による用語解説のみを掲載しており、用語解説は随時追加更新し、新鮮な情報を提供している。

一方、C-POTでは、出版の世界で急速に進むデジタル化に対応するため、「CES(Contents Edit System)」を提供している。これは、出版社の保有するコンテンツを一元管理するためのデータベース化や、辞書・事典等の更新が必要な構造化データの編集などを行うシステム。現在は、小学館の辞書・事典データの管理に活用されている。

今回の提携を通じ、コトバンクの運営を両社での共同運営体制とし、コトバンクとCESのシステム連携を目指す。これにより、小学館が保有する信頼性の高い辞書・事典の最新データがコトバンクにシームレスに反映。それにより、コトバンクで検索できるコトバの網羅性と内容の信頼性を継続的に向上させ、ユーザーの利便性を高めていく。