2022年05月10日 11:57

プラスアルファ・コンサルティングは、教育現場のデータの管理・活用を支援する、スクールマネジメントシステム 「ヨリソル」 のβ版を5月に提供開始した。大学IRを支援するための学生データ分析機能、学修成果の可視化機能、学生アンケート機能等を提供する。
少子化に伴い、大学全入時代と呼ばれ久しい中、グローバル化やDX化の進展により、待ったなしの大学改革が求められている。政府からも振興策が講じられ、昨今では大学IR情報の活用や、学修成果の可視化への取り組みが急速に拡大。一方で、入学前~在学~卒業までのデータが複数のシステムで管理され、部分的な分析しかできない。データの集約に一定のスキルや膨大な時間がかかり、十分な分析ができない。あるいは分析結果を教学マネジメントに活用できていない、などの課題により、校内データを有効に活用ができていない状況がある。
「ヨリソル」は、入学前から卒業後までの情報を一元管理・分析するファクトブック作成支援機能、学生・教職員が自らの学びの進捗状況を確認できる学修成果を可視化する機能を標準搭載。同社が培ってきたビッグデータを「見える化」して気づきを与える 「テキストマイニング」 や 「データマイニング」 などの技術により、解決を支援する。
また今後のサービス展開として、学生が進路決定する際の判断材料の提供や、教員が授業改善を行うことができる教育機関向け総合プラットフォームを目指す。