2022年05月09日 09:06

直方市は、伊藤忠テクノソリューションズと連携し、予約制の乗合タクシーと経路検索システムとを組み合わせたオンデマンド交通によるMaaS(Mobility as a Service)の実証実験を開始する。
直方市では伊藤忠テクノソリューションズと連携し、地域の社会的課題を解決するため、AI(人工知能)を活用した予約制の乗合タクシーの実証実験をスタート。実証実験エリアは、上頓野、畑・永満寺の2エリア。どちらもバス路線が少ない交通空白地域と言われる地域だ。買い物に出るにも、病院へ行くにも自家用車がないと少し不便な地域。そこで既存の路線バス、コミュニティバスへ乗り継ぎができるサービスをMaaSを使って開始する。
利用者はエリア内で乗降場所を自由に設定し、予約が入るとAIが複数利用者を輸送するのに効率的な運行ルートを判断して、乗合のタクシーを運行する。利便性を考慮して、上頓野エリアではイオンモール直方を出発地、目的地にもできる。畑・永満寺エリアでは、道目木バス停付近、頓野郵便局前付近を出発地・目的地にすることもでき、既存バス路線への乗り継ぎに繋げる。
直方市は、同実験で得られた知見、データ等を通じて新たなニーズも見据え、市民と事業者にとって持続可能な公共交通体系の解決の糸口を見出すことを目指す。
運賃は、大人1回300円(小学生以下、障がい者150円)/人(5月9日~13日は無料)。実施期間は5月9日~8月5日。