2022年05月06日 12:49

コルクは、BIM/CIM共有クラウド「KOLC+(コルクプラス)」にて、国土交通省の「オンライン電子納品実施要領」に対応した。
オンライン電子納品とは、工事に係る帳票や図面等のデータを電子媒体ではなく、情報共有システムを利用してインターネットを介することで納品を行うことを指す。2021年12月1日より本運用を開始した。オンライン電子納品の対象は、原則「すべての土木工事」となり、電気通信設備工事、機械設備工事、業務は当面対象外となっている。
「KOLC+」は、BIM/CIMデータをクラウド上で簡単に統合・共有できるクラウドサービス。国土交通省の直轄工事および業務での情報共有システムとしても利用できる。今回、点群データやBIM/CIMモデルなどの大容量データの電子納品も、「KOLC+」経由で簡単に納品できるようになった。
「KOLC+」でのオンライン電子納品は、作業手順が1ステップ毎に表示され、マニュアル要らずで対応できる。どこまで作業が進んだのかをチェックリスト方式によって受発注者間で把握しやすい仕組みにした。また、納品データを直接ブラウザでプレビュして確認できるようにした。よくある納品データのエラーを自動的にチェックする機能も実装。納品エラーによる手戻りを未然に防止できる。「KOLC+」では、納品データをZIP圧縮せずに直接クラウドにアップロードする方式のため、クラウド上で部分的なデータ差し替えが可能だ。
料金プランは「50GB・100ユーザーの場合」月額1万8000円(税別)。