2022年05月02日 19:34

「ナイス」株式会社は、無垢材を活用した表層圧密テクノロジー「Gywood(R)」によって、会議用テーブルの天板を木質化する提案を開始した。既存の会議用テーブルの天板や幕板を、スギの大径材を活用した「Gywood(R)」による無垢の板材へ交換することにり、室内空間のウッドチェンジを手軽に実現できる。
表層圧密テクノロジー「Gywood(R)」は、一般的に軟らかいとされる針葉樹の無垢材の表層部を特に高密度化。それにより、一般的な無垢材と比べて形状安定性を高め、板厚を薄くすることに成功。また、表層部のみを高密度化するため、中心部の密度は低く保たれており、軽量化も図られている。
テーブルには表面の硬さが必要であることから、これまでは高密度で重量のある広葉樹が用いられることが多く、その重さに耐えられる頑丈な脚部が必要となっていた。「Gywood(R)」を用いることで、薄くて軽い天板を製作できるため、脚部のデザインも自由に選択でき、会議テーブルの天板交換などの提案も可能となる。
本製品は、強さとやさしさという異なる特性を兼ね備え、無垢材の可能性を広げる新素材として開発された。内装の木質化による効果については科学的な検証が進んでおり、リラックスや疲労緩和など、人の心理や身体に優しく働きかけることによる様々な効能が実証されている。室内空間を木質化することで、生産性や業務の効率化といった効果が期待できる。