2022年05月02日 09:59

4Natureは、消費者が街の拠点で定期的に農家から野菜セットを受け取る「CSA LOOP」に新たな3コミュニティを追加し、会員を募集する。
CSAとは「Community Supported Agriculture」の略語で、一般的に地域支援型農業、コミュニティ支援型農業と呼ばれる。その形態は様々だが、消費者と農家が深く結びつき、農家は収穫物を、消費者は悪天候などによる不作のリスクを相互にシェアし、農家の営農を支えていく関係性のことを指す。
「CSA LOOP」では、会員は家庭で使いきれない堆肥を農家へ預け、農家がそれを農業で使用できる品質へと仕上げていき、野菜を生産。従来都市部で課題となってきた生ごみ削減によって出来上がる堆肥の有効活用方法の一つとして、農家と連携することで解決につなげ、持続可能な農業、持続的な循環を作り出していくことができる。その際、基本となる野菜の受け取りにはカフェやファーマーズマーケットを拠点とすることで、街のなかでの機能、場所としての機能を最大限に生かし、そのコミュニティの拠点として人の往来、野菜や堆肥のやりとりがおこなわれ、地域資源循環が生まれる。
現在、11拠点でコミュニティの会員を募集しており、新たに3コミュニティ(3農家3拠点)で募集受付を開始。新たなコミュニティの拠点は、渋谷区「Farmers Market @UNU|青山ファーマーズマーケット」、品川区「COVE COFFEE ROASTERS」、目黒区「WOODBERRY COFFEE 学芸大学」(いずれも6月開始予定)。