2022年04月28日 09:36

創元文芸文庫は、映画「流浪の月」公開を記念して、脚本を書籍化した「流浪の月シナリオブック」を6月に刊行する。
2020年本屋大賞を受賞した凪良ゆうさん「流浪の月」を、「悪人」「怒り」の李相日監督が映画化、5月13日より全国公開される。主演の広瀬すずさんと松坂桃李さんを始め、横浜流星さんや多部未華子さんほか現在を代表する実力派俳優による競演も公開前から話題だ。
恋愛、友情、家族愛など、既存の言葉では括れない限りなく稀有な関係性を、李監督みずからが脚本を手掛け映像化した本作は、もうひとつの「流浪の月」ともいえる作品だ。その映画「流浪の月」公開を記念して、脚本を6月に創元文芸文庫にて書籍化することが決定した。巻末には、李監督と原作者の凪良ゆう先生との特別対談も収録。原作ファンのみならず映画ファンも必携の一冊となる。
映画公開に先駆けて、脚本の冒頭部分は東京創元社の総合文芸誌「紙魚の手帖Vol.04」(4月11日発売、現在発売中)にも掲載している。同誌では「小説と映画でより深く楽しむ「流浪の月」の世界」と題した特集を組み、凪良ゆう先生と主演の広瀬すずさん、松坂桃李さんによる特別鼎談もあわせて楽しめる。
「流浪の月シナリオブック」は、6月13日創元文芸文庫より刊行。映画「流浪(るろう)の月」は、5月13日全国ロードショー。原作「流浪の月」は現在累計80万部を突破。メインキャストのスチール写真を使用した全面幅広帯をつけて出荷中だ。