2022年04月26日 13:00

日本赤十字社は、ウクライナでの人道危機対応及びウクライナからの避難民を受け入れる周辺国とその他の国々における赤十字の救援活動を支援するため、国際赤十字・赤新月社連盟(連盟)、赤十字国際委員会(ICRC)の緊急救援アピール(資金援助要請)に対して、7億円の追加資金援助を実施した。
連盟とICRCに3.5億円ずつ送金し、各地で赤十字の中立な人道支援活動に使用される。送金は今回で3回目となり、日本赤十字社から連盟とICRCへ送金した合計額は28億2000万円にのぼる。ウクライナ人道危機に対する赤十字の主な活動(連盟・ICRC・各国赤十字社)は、救援物資の配布、医薬品や医療物資の提供、衛生キットの配布、医療支援、心理社会的支援(こころのケア)、安全な避難経路へのアクセス確保、応急手当の講習、現金給付、他。引き続き、状況とニーズに合わせて、様々な支援を展開する予定だ。現地での日赤職員の活動状況については、現在、日赤からモルドバ、ハンガリーに職員を派遣しており、今後も支援の拡大を検討している。
ウクライナ各地での戦闘が拡大・激化し、深刻な人道危機に直面していることを受け、支援の拡大や中長期的な支援を見据えて、ウクライナ人道危機救援金の受け付け期間を延長。人々からの寄付は、順次、連盟とICRCに送金し、現地の救援活動に迅速に生かしていく。
受付期間は3月2日~9月30日。