2022年04月25日 15:40

eiicon companyは、「MIYAZAKI DIGITAL INNOVATION BUSINESS BUILD」にて、浅野水産が採択した、ライトハウスおよびオーシャンアイズとの実証実験を開始する。本プログラムは、宮崎県とeiicon companyが運営する、全国のパートナー企業×地域に根差した県内企業によるビジネス創出を目的としたもの。
浅野水産は、かつお一本釣り漁船「第五 清龍丸」を宮崎県日南市で操業している。しかし近年、漁業法の改正や魚価の低下、漁師の高齢化、SDGsへの対応など課題は多い。浅野水産ではこれらの課題を解決すべく、ITスタートアップとの共創での「漁師の勘のAI化」プロジェクトなど、他社に先駆けてさまざまな取り組みを実践してきた。
今回、さらなる課題解決のため、本プログラムにホスト企業の一社として参加し、アイデアを公募。ライトハウス、オーシャンアイズの2社が合同で提案した「船舶操業の最適化支援ソリューション」を採択し、船舶のICT化に向けた実証実験が実現した。
実証実験では、船舶のICT化として魚艙の温度データ管理から着手。「第五清龍丸」の魚艙の温度について、これまで機関室でしか確認が出来なかったものを、ライトハウスが見える化。操舵室を含め、船内どこでも確認が可能なシステムを構築する。さらにオーシャンアイズが、温度データを収集・蓄積し、解析。魚艙の温度管理による、漁師の機関場業務の効率化と、かつおの品質向上によるさらなる差別化、魚価の向上を目指す。