2022年04月25日 12:03

ニューモアが企画運営する、福祉作業所利用者の絵を商業デザインに展開する事業「想造楽工(そうぞうがっこう)」は、東日本旅客鉄道東京支社池袋運輸区からの依頼により、同運輸区利用者に配布される電車カードのデザインを制作した。

想造楽工はニューモアが、「障害の壁を越え、持ち味を生かし『好きなことを仕事にする喜び』『他者と協働する楽しさ』を目指せる世の中をつくる」をミッションに活動するデザインチーム。福祉作業所に通う、障害のある人をイラストレーターとして迎え、慈善事業ではなく「ビジネス」として展開。絵の表現力の可能性を信じ、それぞれが持ち味を発揮し社会と対等に交わり働く環境をつくることを目標に活動している。

今回制作したのは、JR東日本池袋運輸区内で子どもなどの乗客に配布される、非売品のカード。一般的なカードは電車カードと呼ばれ、電車の写真が用いられることが多いが、このカードでは、障害者支援施設「いけぶくろ茜の里」利用者の人々が描いたイラストを主役に起用。表面にはユニークな電車や車掌などのイラストを、裏面にはJR東日本池袋運輸区からのメッセージが掲載されている。このプロジェクトはJR東日本池袋運輸区・茜の里・ニューモア間で半年以上の時間をかけ実現させた。

4月上旬から池袋運輸区の山手線運転士、車掌により順次配布予定(手元に在庫がなく渡せない場合もある)。

「想造楽工」公式サイト