2022年04月25日 09:07

カンエの展開するカンエ薬局は、障がいのある人と関わる人双方のウェルビーイング向上のために、薬に関する正しい情報と訪問薬剤師の活用について解説をおこなう「お薬教室」を5月から提供開始する。

カンエは、自宅や福祉施設などにアウトリーチ(訪問)して薬剤管理を薬剤師が行なう「訪問薬剤管理指導」を、障がいのある人専門に「カンエ薬局」として展開している。カンエ薬局の「お薬教室」では、障がいのある人と関わる人双方のウェルビーイングにつながる、薬についての正しい情報の解説や訪問薬剤管理制度を活用することで服薬指導や残薬の有無の確認、処方医への報告などを薬剤師が行うことで負担を軽減する方法も解説する。

特に障がいを持っている人は「飲み間違い」や「飲み忘れ」をしてしまうことが多く、また薬に対する不安などから適切な服薬ができていない場合が多く見られる。また、薬の管理などをされている家族や支援者の人々も服薬管理までしっかりとできる薬の知識を持ち合わせていないことが多く、様々な形で負担が増えている現実がある。この現状は、社会保障費増大への影響が大きい残薬問題、健康悪化への影響が大きいポリファーマシー問題などにつながっている。

カンエ薬局では「お薬教室」のトライアル実施を福祉施設・団体などで行った結果、団体と利用者双方から好評を得たことから提供を決定。今後は、グループホームや就労移行支援施設などの福祉施設に年間20件ほど提供していく。

お薬教室実施費用は5万円~(カンエ薬局の訪問薬剤管理指導利用者がいる施設での実施は無料)。

カンエ