2022年04月22日 10:00

KADOKAWAが主催する「第42回 横溝正史ミステリ&ホラー大賞」は、4月21日に選考会を行い、受賞作品を決定した。

「横溝正史ミステリ&ホラー大賞」は、KADOKAWAの新人文学賞として、ともに四半世紀以上の歴史を持つ「横溝正史ミステリ大賞(第38回まで)」と「日本ホラー小説大賞(第25回まで)」の2つを統合し、ミステリとホラーの2大ジャンルを対象とした新たな新人文学賞として2018年2月に創設した(横溝正史ミステリ大賞の回数を通算し、第39回からとした)。50余年にわたり推理・探偵小説を精力的に執筆し続け、また怪奇・ホラー小説にも親和性が高い横溝正史さんの名を冠し、エンタテインメント性にあふれた、新たなミステリ小説またはホラー小説を募集する。

「第42回 横溝正史ミステリ&ホラー大賞」の選考委員は、綾辻行人さん、有栖川有栖さん、黒川博行さん、辻村深月さん、道尾秀介さん。応募総数487作品の中から最終選考に残った4作品のうち、選考委員の審査により受賞作品を決定した。今回の選考では、大賞は該当作なし。優秀賞は「狭間の世界」鵺野莉紗さん、一般から選ばれたモニター審査員により最も多く支持された作品に与えられる読者賞は「めいとりず」荒川悠衛門さんとなった。選評は「小説 野性時代」7月号(6月25日配信)に掲載する予定。また、受賞作は、KADOKAWAより2022年秋頃に刊行する予定だ(刊行形態は未定)。

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