2022年04月21日 09:40

埼玉県ふじみ野市は、2022年度から、こどもにやさしいまちを実現し、こどもの未来を育むため「ふじみ野市こどもの未来を育む条例」を制定した。
「ふじみ野市こどもの未来を育む条例」は、はこどもの育みを総合的に支援していくための条例として「こどもの権利擁護」と「こどもの体力向上」を条例の2本柱に位置付けている。今回、同条例が制定されると、こどもの権利に関する条例としては県内市町村初となり、こどもの権利擁護と併せてこどもの体力向上を条例の柱とする内容としては全国初となる。
こどもを取り巻く環境は、日々変化しており、全国的にこどもにとって大切な権利が脅かされる状況が続いている。また、こどもにとって身近で自由な外遊びの場が減少したことにより、豊かな成長を支えるはずの体力が低下し続けており、国全体で深刻な問題となっている。同市においても例外ではなく、これまでもこどもの健やかな成長を支えるための施策を推進してきたが、こどもの権利擁護と体力向上に向けた取組を、より一層推進していくことが求められている。
こどもの未来を育むという意識を市全体で共有していく上で、まずは同条例を広く周知・啓発していくことが重要となるため、4月1日の条例施行に合わせて逐条解説を公表するとともに、助成事業を活用した副読本の作成や「こどもの未来をはぐくむシンポジウム」の開催(7月30日)を予定している。