2022年04月20日 09:46

パナソニックプロダクションエンジニアリングは、植物由来のセルロースファイバーを55%の高濃度で樹脂に混ぜ込んだ成形材料「kinari」を用いて、ケーワールドismと洗面、浴室グッズ「ソープディスペンサー:Albero」と「ソープディッシュ:Soap dish」を共同開発した。これらは、5月初旬よりケーワールドismリンドパーク事業部から発売される。
パナソニックは、2015年から石油由来の樹脂量を減らす研究開発を開始、2019年に天然由来成分であるセルロースファイバーを55%濃度で樹脂に混ぜ込む複合加工技術を開発した。1月より、「kinari」ブランドで高濃度セルロースファイバー成形材料のテスト販売を開始している。
一方、パナソニックとケーワールドismは2021年から、パナソニックプロダクションエンジニアリングの「kinari」を原材料とした製品の開発を進めてきた。今回、パナソニックプロダクションエンジニアリングの「kinari」を用いた成形プロセス技術とケーワールドismの金型・成形技術を掛け合わせて、手触りや外観も木材のようなマットで自然な風合いの「ソープディスペンサー:Albero」と「ソープディッシュ:Soap dish」を実現した。
「ソープディスペンサー:Albero」と「ソープディッシュ:Soap dish」は5月初旬から大阪府八尾市のふるさと納税返礼品に採用されるとともに、量販店、通信販売にて発売予定となる。