2022年04月19日 12:56

ライトライトが運営する「事業承継マッチングプラットフォームrelay(リレイ)」は、北海道北見市の牧場「オダリサーチファーム」の後継者を募集する。
「relay」は、事業を譲りたい経営者と、事業を譲り受けたい候補者をマッチングさせるサービス。従来のM&Aマッチングサイトと異なり、どんな想いで企業や店舗を運営してきたか、オーナーの横顔を含めた想いを記事化し、後継者を公募するという特徴がある。
北海道の東に位置する北見市は、オホーツク圏内を代表する街。「オダリサーチファーム」は、女満別空港から車で走ること約50分。JR北見駅から車で10分強の北見市郊外にある。1992年に小田一之さんが創業。長きにわたってブランド牛「野付牛(のつけぎゅう)」の生産を行うほか、観光業や飲食業にも取り組むなど、この地域の発展を担ってきた。2020年に小田さんが75歳になったのを機に、牧場経営に終止符を打ったが「すぐにでも牧場が開始できる設備を眠らせておくのはもったいない」と、1万8711坪の牧場(現状地目は宅地)を買い取ってくれる人を探している。小田さんは、牧場や設備を含む敷地全体の譲渡を希望。譲りたいのは「肉牛の肥育を行ってみたい人」かつ、「オダリサーチファームの資産価値を理解してくれる人」。すでに牛は売却しているが、小田さんの経験を活かして、新たな牛の購入や飼育方法など、牧場経営のすべてを伝授頂けるとのこと。キャンプ場も譲渡先を探しており、併せて購入することで、畜産・観光ビジネスの夢が広がる。