2022年04月18日 16:10

東京建物、サーモス、パナソニック、アペックス、AGFは、専用のコーヒーマシンと高速自動洗浄機の活用を通じたマイボトルの利用促進により、廃棄物削減を目指す実証実験を行う。対象は、東京建物の本社ビル7階に勤務する社員約300名で、4月18日から5月20日までの実施を予定。
プラスチックごみに対する世界的な関心の高まりを背景に、プラスチック使用量削減の観点から紙素材への関心が高まっている。オフィスビルなどで多用されている紙コップに対しては、循環型社会の推進という観点から間伐材を使うなど環境に配慮した取り組みが進められている。その一方で、可燃ごみとして処理しているオフィスが多いという現状がある。
東京建物グループはマテリアリティの一つに「循環型社会の推進」を挙げ、様々なサステナビリティ施策を推進してきた。しかし本社ビル7階から排出される紙コップごみの量は、年間約3万8800杯分、ペットボトルごみの量は年間約1万8213本にのぼる。
本実証実験では、アペックスのコーヒーマシンを7階オフィス内に設置し、対象社員は配布されたサーモスのボトルにてコーヒーを飲用する。また、パナソニックの自動洗浄機を7階オフィス内に、卓上食洗機を給湯室に設置し、マイボトルを利用する際の課題である洗浄の手間を解消。それともにマイボトル利用促進により、東京建物八重洲ビル7階から出される紙コップ由来の可燃ごみやペットボトル等の廃棄物の削減を目指す。