2022年04月12日 09:56

サントリーホールディングスが設立した公益信託「サントリー世界愛鳥基金」は、2022年度の助成先を「鳥類保護団体への活動助成」「地域愛鳥活動助成」「水辺の大型鳥類保護」の3部門計で21件決定した。
同社は、野鳥が環境のバロメーターであることへの気づきから、1973年より愛鳥活動を開始。「サントリー世界愛鳥基金」は、さまざまな鳥類保護活動への助成により地球環境の保全に貢献することを目的として1989年にサントリーが創設、1990年に公益信託として許可された。2021年度までに延べ451件、約6億円の助成を行ってきた。今年度は、海外の多様な鳥類保護活動に対していっそう支援の輪を広げるべく、「鳥類保護団体への活動助成」部門において、海外の鳥類保護団体も応募可能となる「グローバル募集スキーム」を開始。同スキームにより、海外の団体3件にも助成を決定した。今後も国内外のさまざまな鳥類保護活動を支援し、愛鳥活動に取り組んでいく。今年度の助成金額は、計4240万円となる。
サントリーでは、全国15都府県21箇所で森林保全活動を展開している「サントリー 天然水の森」において、専門家による詳細な野鳥調査を継続実施し、その調査を踏まえ、森林整備や自然保全にも活かしている。生態系ピラミッドの頂点に位置する上位捕食者である猛禽類が、営巣・採餌・子育てが可能なくらいに豊かでバランスのとれた自然環境を目指す「ワシ・タカ子育て支援プロジェクト」にも取り組んでいる。