2022年04月12日 09:52

青葉学園が運営する東京医療保健大学は、4月に「和歌山助産学専攻科」を開設、同月3日に和歌山看護学部、和歌山看護研究科とともに入学式を行い、1期生として8名が入学した。

東京医療保健大学は、2018年に和歌山看護学部、2020年に和歌山看護学研究科を開学して以来、和歌山県内の医療ニーズの高まりに応えるとともに、地元への大学進学、卒業後の就職ができる「地学地就」の実現を目指し取り組んでいる。和歌山県、和歌山市及び、主な実習先となる日本赤十字社和歌山医療センターと連携を図ることで、地元に根付いた看護実践能力の高い看護職の育成を行っている。そして、今回、新しく地域母子保健の向上に貢献すべく、「和歌山助産学専攻科」を開設した。

カリキュラムの特徴としては、寛容と温かみのある豊かな人間性と生命に対する畏敬の念を涵養し、リプロダクティブヘルス/ライツの観点で女性と母子のwell-beingを促進し、優れた臨床判断能力と根拠に基づいた助産実践能力を有することで、地域母子保健の向上に寄与し、時代の変化に応じて助産を創造できる助産師の育成を目的とする。カリキュラムは目的に基づき「助産学基礎領域」「助産学実践領域」「助産学発展領域」の3領域で編成している。

和歌山県では、近年、助産師の地域偏在化が問題となっているとともに、グローバル化とローカル化が進み、災害への備えも喫緊の課題となっている。そのような和歌山において、周産期医療を支え、時代の変化に応じて助産を創造できる質の高い助産師の育成を目指していく。

東京医療保健大学