2022年04月11日 12:57

東洋館出版社は、「小学校受験体操合格ポイント総整理」を4月13日に発売する。

近年、志願倍率が10倍を超える学校もあるなど、一般的な家庭においても、小学校受験が注目を集めている。受験する子どもたちは6歳以下であることから、学力だけでは本質的な力が見えにくい関係上、各学校が重視しているのは「行動観察」「運動能力試験」「面接」であり、「将来的に成長できる潜在能力を有しているか」が合格判定基準となる。つまり、勉強ができれば合格できるわけではない点に、小学校受験のむずかしさがあると言える。

慶應義塾幼稚舎、慶應義塾横浜初等部、成蹊小学校、青山学院初等部、筑波大学附属小学校など難関校は、「指示行動」や「集団行動」を見取ることができる「体操」を重視している。試験官の話をしっかり聞けているか、指示されたとおりに行動できるかなど、周囲をキョロキョロしたり隣の子の真似で乗り切ろうとしたりすることなく、正しい所作で、自信をもって行動できることが求められる。運動技術だけでなく、小学校受験では「生活態度」や「非認知能力」が必要とされており、こうした力を育んでくれるのが体操だ。

本書の主な内容構成は、「合格するために知っておきたい基礎知識」、「受験校が求める合格判定基準」、「合格を目指す子どもとの接し方」、「難関校別 合格対策」(本書に掲載した過去問は、受験した子どもからの聞き取りに基づいて再現したもの)となっている。

価格は2090円。発売日は4月13日。

東洋館出版社