2022年04月05日 09:30

シードは、眼鏡事業撤退に伴い、富士メガネが1983年より行っている、世界各地の難民や国内避難民の人々にメガネを贈る活動、「海外難民視力支援ミッション」への協力として、シードのメガネフレームVivid Moon(ビビッドムーン)・ I SEED(アイシード)を中心に3000本を寄贈した。

富士メガネは、1939年、樺太(現サハリン)で誕生。店舗網を拡大しながら、それぞれの地域で顧客に喜んでもらえるメガネ作りを目指し、眼鏡、サングラス、補聴器、弱視眼鏡、光学機器の販売ならびに加工・修理を行っている。1983年からは海外難民視力支援活動を開始。2006年には長年の活動が評価され、代表取締役会長・社長兼任の金井昭雄さんが日本人として初めてUNHCR「ナンセン難民賞」を受賞した。

「海外難民視力支援ミッション」は、富士メガネが国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と連携し、1983年より実施している世界各地の難民・国内避難民への視力検査と眼鏡寄贈活動。これまでの支援国は、タイでのインドシナ難民支援を皮切りに、ネパール、アルメニア、アゼルバイジャン、タンザニア、ケニア、イラク、バングラデシュと8カ国へ広がり、眼鏡の寄贈数は延べ17万4446組(2021年3月実績)、現地に派遣した社員数は195名にのぼる。

協力メーカーが無償または特別価格で提供したフレームやレンズを、富士メガネの社員が寄贈する眼鏡として製作しており、視力検査に基づいた適切な眼鏡を提供することは難民の生活改善につながっている。