2022年04月04日 19:50

グローバルファイナンシャルスクール」は、4月に就職し新社会人となる、全国の20~24歳の男女1016人に、「資産形成」への志向・取り組みや初任給の使い方に関するアンケートを実施した。

回答した新社会人のうち、資産形成を既に取り組んでいる人の数は1016人中605人で約6割(59.5%)。そのうち最も多い72.9%が「普通預金」に取り組み、次いで23.5%「つみたてNISA」を取り組んでいた。「つみたてNISA」に着目すると、「定期預金」や「株式投資」、「投資信託」よりも10%以上も高い数値になっている。新社会人の4人に1人は学生時代から「つみたてNISA」で資産形成に取り組んでいると言える。

予定している初任給の使い道として、「貯金」(61.8%)、「親へのプレゼント」(51.4%)が半数以上選ばれた。一方で「特に決まっていない」は11.1%に留まり、新社会人の9割近くは、3月時点の就職前から既に初任給の使い道を決めていることがわかった。「資産運用」も22.5%が選択しており、新社会人の5人に一人は初任給での「資産運用」をあらかじめ計画している。

自身の志向については、「資産運用」の志向よりも「貯金・定期預金」「働いて稼ぎたい」志向のほうが強く、考え方としては半数以上が「働いて貯める」手堅い考え方であることがわかった。いわゆる「老後2000万円問題」に対しては、75.5%が備えの必要性を考えており、取り組む予定がある人は31.3%。さらに、既に具体的に取り組んでいる人は10.0%もいるなど、新社会人の約4割が「老後2000万円問題」への備えを準備し始めていることがわかった。