2022年03月30日 12:47

佐賀県有田町に本社を構える陶磁器メーカー・香蘭社では、2021年に立ち上げた新ブランド「by koransha」より、本年6月に新商品を発売する。今回は香蘭社として新しい技法を採用した3つの新しいシリーズと、2021年に発売した「r45°」シリーズに新色を追加し、by koranshaの商品の充実を図った。
「kogane / shirogane」は、by koranshaの商品群の中でも目を引く絢爛さのあるタンブラー。厚さ1mmほどの極薄の素地に、新技法であるレリーフ加工にて立体感のある絵柄を表現。更に吹付で金彩(ゴールド)と銀彩(プラチナ)を施すことで、ざらつきのある梨地と、絵柄部分の光沢感という異なるテクスチャアを生み出した。
また「D-colors」は、香蘭社として初めてのカラーマット釉を採用したシリーズ。カラーマット釉6色、プレートやボウルなどのアイテムは3種類で展開。カジュアルテイストでありながら、上絵による加飾を加えることで、他にはない器を目指した。絵柄は日本の伝統文様の一つである「網代(あじろ)」を採用。和柄として日本になじみ深い吉祥文様ながら、器の色やデザインに合わせ配置を工夫することで、現代のライフスタイルに伝統文様を取り入れる新しい試みとなっている。
さらに「クロッシェ」は、無釉の白い素地に新技法である釉薬銅板転写による凸凹のある白盛の絵柄を施したシリーズ。内側は艶のある透明釉で仕上げ、使いやすさにも配慮している。詳しくはこちら。