2022年03月30日 09:59

奈良市は、個性と魅力ある公園空間を創出し効果的に利活用するため、3月30日よりトライアルサウンディングの募集を開始する。

奈良市では、これまで都市公園や道路などの公共空間を活用した社会実験や「日常に公園がある暮らし」をみんなで考える座談会「PARK LIFE MEETING」を実施するとともに、今後の都市公園等の整備・管理・活用における将来像や重視される視点、基本的な方向性を示した奈良市公園マネジメント基本計画の策定を2022年度に予定している。その中で、「多様な主体との連携」「地域のニーズに寄り添った柔軟な公園利用のルールづくり」「民間事業者のノウハウ活用」などが重視される視点とされており、官民連携で公園利活用による魅力の向上や活性化を図っていく必要がある。

奈良市では、「日常に公園がある暮らし」の実現に向け、「公園で何かやってみたい」という民間企業や地域の人々に新たな発想やアイデアを実践してもらい、個性と魅力ある公園空間を創出し、地域コミュニティを活性化させる取組であるトライアル・サウンディングを開始。これまで実施に一定の制限があったマルシェやキッチンカーの出店などの営利活動も地域の魅力を向上するものとして審査の上で許可する。今回は、2022年にまちびらき50周年を迎える近鉄高の原駅を中心とした平城・相楽ニュータウン内の5つの公園をモデルとして選定し、公園利活用を促進させることで、これからの50年のまちづくりを公園から発信していくことを目指す。

利用料は無料。実施期間は3月30日~2023年3月31日。

奈良市