2022年03月29日 09:58

LOCAL BAMBOOは、森を育てる「延岡メンマ」を延岡市内の小・中学校で給食の食材として提供を開始した。
国土の3分の2を森林が占めるほど、豊かな森林資源を有する日本。林野庁の調査によると、国内の竹林の面積は2017年時点で16.7万7ヘクタールとなり、2012年から4%、1986年から13%拡大しており、日本は世界でも有数の森林大国で、長らく人々の生活を支えている。また、宮崎県延岡市の80%を占める山林で問題になっているのは、誰にも整備されない放置竹林だ。成長スピードの早い竹林は森に入る日光を遮り、木々の成長を止める。また根が浅い竹林は地滑りの原因にもなる。このような山林の竹害を解決すべく、同社は2020年11月より放置竹林をメンマにする活動を始めた。
「放置竹林をメンマにして竹害を食い止める」という社会貢献に繋がる活動でも、美味しくなければより多くの人に親しんでもらうことができず、活動を継続的に行うこともできない。自分たちが本気で美味しいと思える味を追及したのが「延岡メンマ」だ。今回、同社は延岡の森で採れる柔らかい触感が特徴の孟宗竹を使った、やさしい歯ごたえが特徴の国産メンマを延岡市内の小中学校で学校給食として提供開始した。学校給食の提供開始に合わせて、同社代表の江原さんが延岡市立川島小学校で特別授業を実施。日本の豊かな森林資源が抱える「放置竹林」や「竹害」などの社会課題や地域と連携した取り組みについて、伝えた。