2022年03月28日 09:05

リビングコミュニティは、「認知症バリアフリー宣言」を行った。
「認知症バリアフリー宣言」とは、認知症バリアフリーの推進による地域共生社会の実現に向け、適切な取り組みを行おうとしている企業・団体等のあらゆる組織の活動を支援するとともに認知症バリアフリーを志向する企業を「見える化」することで認知症の人やその家族の人々にとって、安心して利用できる環境を提供することを目的とする制度。日本認知症官民協議会が宣言を行った会社をウェブサイトで公表する。
リビングコミュニティは、住まいから始まる生涯設計を提案するリビングライフグループでマンション管理部門を担っている。認知症は誰でもなりうるもの。同社は、マンション管理会社として、もし認知症になったとしても出来る限り住み慣れたマンションで暮らしていけるよう、環境づくりに取り組んでいく。
具体的な取り組み例は、「人材の育成」(社員全員・管理員・清掃員が認知症サポーター養成講座を受講)、「地域連携」(近所の交番や警察署へフロントや業務責任者が挨拶に訪問。地域のケアセンターや市区役所の担当部署からの情報提供を受けられるよう関わりを深める)、「社内制度」(管理員が産業医による医療相談を受けられる機会を提供)、「環境整備」(認知症の人や高齢の人の日常的な不便を解消するため、管理組合に対して改修工事の提案を心がける)、など。