2022年03月23日 12:51

スペシャライズドは、3月23日、新型のAllez Sprint(アレー スプリント)を発表した。Allez Sprintは、自社風洞施設Win Tunnel叩き上げで開発されたTarmac SL7により、史上最速のアルミ製ロードバイクとなった。今までにない複雑な形状のアルミ合金製ヘッドチューブ、内装式ケーブル、Tarmac SL7と共有のチューブ形状を採用。Allez Sprint Discと比べて距離40km走行時に41秒を短縮する。
本製品では、1枚のアルミ合金の板をハイドロフォーム加工してボトムブラケットとダウンチューブを成形。この一体構造のボトムブラケットとダウンチューブは、シートチューブと左右のチェーンステーの3カ所のみで溶接され、パワーをリアホイールにダイレクトに伝達。ペダルとハンドルバーへの入力のバランスを取り、高い安定性も実現した。
これらのパフォーマンスをもつアルミバイクの誕生に欠かせないのがSmartweldと呼ばれる溶接技術。これは、アルミフレームの弱点であった溶接部位を適切な位置に配置し、より強く一貫した効率的な溶接を実現するスペシャライズド独自の製法。
Allez Sprintのヘッドチューブは従来と異なり、トップチューブとダウンチューブとの接合部を後方へずらして溶接されている。応力が集中する部位の負荷を最小限に抑え、均一で薄くできるチューブは軽量性に優れるだけでなく、最高のライドクオリティーをもたらした。詳しくはこちら。