2022年03月22日 19:29

WOGOは、世界に先駆けて、スマホでの3Dスキャン & 3D編集が可能なアプリ「WIDAR」をiOSおよびAndroid版にて正式にリリースした。また同時に、Coral Capitalを引受先とする1.1億円の第三者割当増資を、シードラウンドにて実施した。
xRデバイスの登場やeスポーツの興隆でメタバース市場が成長している。2022年中にはMETA社の「Meta Quest 2」(旧Oculus Quest)や、ソニーのプレイステーション用VRヘッドマウントディスプレイ「PlayStation VR2」の発売が予定されているほか、FortniteやMinecraftといったバーチャル空間のゲームも、一層の盛り上がりを見せている。
その一方で、既存3D制作ツールは一般の人たちが活用するにはハードルが高いものだった。しかし、モバイルデバイスの高性能化が着実に進んでいることに加えて、2020年3月にはアップル社が従来のスマホカメラに加えて3DセンサーをiPhoneに初めて搭載するなど、急速に個人がスマホで手軽に3Dコンテンツを作成できる下地が整いつつある。
今回リリースしたWIDAR正式版では世界初となる「3D編集機能」をスキャンアプリに搭載した。これによって、Blenderなどの従来の3D制作ツールでは数時間かかっていたゼロから形状を構築する作業が、WIDARでは3Dスキャンと編集の組み合わせによって10分程度に短縮。誰でも3Dモデルの生成が手軽にできるようになった。