2022年03月22日 12:23

誠文堂新光社は、4月6日、「世界で一番美しいクラゲ図鑑」を発売する。
夜や深海などの暗い海に浮遊するクラゲのビジュアルは美しく、ダイバーだけでなく、数多のファンが存在する。とりわけ近年は「癒やし」をキーワードに、各地の水族館がクラゲ展示に力を入れている。本書は、写真家としても世界的に知られる編者の水口博也さんおよび、クラゲの研究者、写真家として知られる戸篠祥さんの写真、さらには近年ダイバーたちが夜の海で撮影する美しく、学術的にも意味のある写真を集めて写真集として圧倒的に見応えがあると同時に、研究者たちからの寄稿もあわせ、読んでも楽しい図鑑となっている。
本書の制作にあたっては、クラゲ水族館として知られる山形県の加茂水族館、新江ノ島水族館、名古屋港水族館、サンシャイン水族館などの協力も得て、情報の精緻さも魅力だ。内容は、旗口クラゲ目/根口クラゲ目/冠クラゲ目/十文字クラゲ綱/立方クラゲ綱/花クラゲ目/管クラゲ目/軟クラゲ目/淡水クラゲ目/硬クラゲ目/剛クラゲ目/有櫛動物門(クシクラゲ)/揺蕩う–クラゲを見る楽しみ/クラゲはどんな動物か/クラゲの繁殖戦略/クラゲを利用して暮らす動物たち/クラゲの四季/若返れるベニクラゲ/ナイトダイビングで浮遊生物を観察する/クラゲによる刺症について/ヘッケルが描いたクラゲ。
定価は2970円(税込)。発売日は4月6日。