2022年03月22日 09:23

日本ガラスびん協会は、「第18回ガラスびんアワード授賞式」を都内で開催し、最優秀賞など受賞9商品を発表した。

ガラスびんアワード授賞式の開催は3年ぶり。審査委員長を務めるリリー・フランキーさんとフリーアナウンサー富永美樹さんにより、最終審査会が開催され、応募エントリー数、214エントリー(298本)の中から各賞を決定した。最優秀賞には、大関の「創家 大坂屋 純米大吟醸720ml瓶詰」が選出された。「気品漂う墨色の、透明感のある色調が非常に美しい。筆文字の屋号をさりげなくアクセントにしたラベル、刻印、キャップが統一感のあるデザインでまとめられており、群を抜いたハイセンスな商品」という点が評価された。

本年はコロナ禍の中、新商品の開発・製造のタイミングを見極める動きもあり、エントリー数は昨年に比べ減少したが、一方で個性的でユニークな商品が幅広くエントリーされた。この一年でSDGsというワードがより浸透し、持続可能な社会への貢献が当たり前の世の中へと変化しつつある。そのような背景から、本年はプラスチック容器だったものがガラスびんに替わった商品、新たにリターナブルびんを開発し、リユースシステムを確立した商品、さらにフードロス食材を有効活用した商品や売上の一部を環境保護活動の支援につなげようとする商品など、エシカルな商品が数多く登場した。ガラスびんは未来を見据えるサスティナブルな容器であることを、改めて認識できたアワードとなった。

ガラスびんアワード