2022年03月18日 09:48

東京都は、空き家の発生抑制や有効活用などを促進する観点から「東京空き家ガイドブック2019」を改訂し、最新の情報を盛り込んだ「東京空き家ガイドブック2022」を作成した。
東京都内の空き家は約81万戸あり、高齢化の進展、人口・世帯数の減少が見込まれる中、今後、相続等による空き家の増加が懸念される。同ガイドブックでは、空き家の具体的な相談・解決事例を多く取り上げ、紹介するとともに、空き家の他用途への活用事例などを新たに盛り込んでいる。
「東京空き家ガイドブック2022」の構成としては、空き家の「問題点」を明らかにした上で、「適正管理」、「有効活用」、「発生抑制(予防)」の3つのテーマで、関連する制度や取組を紹介し、同テーマに対応した解決事例や相談先を併せて掲載している。主な内容は、「空き家放置の問題点」、「空き家の適正な管理」、「空き家の有効活用」、「空き家の予防について」、「空き家の相談事例集」。主な事例は、「施設入居中の自宅や相続に関する相談事例」、「予期せず空き家の所有者になった場合の管理事例」、「自分に一番適した利活用の方法が分からない方の事例」、「道路に接しておらず建替えができない場合の売却事例」。
配布開始日は3月17日。配布場所は、都庁第一本庁舎・第二本庁舎案内コーナー、都民情報ルーム、都内の各区市町村窓口、都と協定を締結する専門家団体等による相談窓口、東京都空き家利活用等ワンストップ相談窓口など。