2022年03月16日 16:03

インターネットインフィニティーは、ケアマネジャーをパネルにした要介護高齢者の医薬品独自調査サービス「CMNRメディカル」にて、治験に関するアンケートを実施した。

まず、ケアマネジャーに、治験の被検者(利用者)募集を委託された場合に引き受けるかを質問。すると、49.2%が協力的な意向を示しており、そのうち、3人に1人が「謝礼無しでも引き受ける」と答えていた。次に、「治験に対するイメージ」と「被験者紹介の協力意向」にはどのような関係があるのかを調査。その結果、「新薬を試せる機会」「社会貢献」というイメージを持っているケアマネジャーほど、被験者紹介の協力意向が高い傾向が見られた。一方で、「危険」「副作用が多い」と思っているケアマネジャーほど協力の意向が低い傾向にあった。

治験は、薬剤が国の承認を得るためなどに安全性や有効性の確認を行う臨床試験。患者にとっては、医学の進歩に貢献できる一つの手段であり、新薬を試せる機会でもある。今回の調査から、治験に対するネガティブなイメージを払拭できれば、協力的な人をさらに増やすことができると考えられる。

また、ケアマネジャーは日頃から福祉マインドを持って利用者と接している。そのため、社会貢献という考え方はケアマネジャーにとって馴染みやすく、協力的な人が多い要因となっているのではないかと考えられる。詳しくはこちら