2022年03月07日 19:18

宝島社は、第18回「このミステリーがすごい!」大賞・大賞受賞作、「紙鑑定士の事件ファイル模型の家の殺人」のシリーズ第2弾、「紙鑑定士の事件ファイル偽りの刃の断罪」を3月9日に発売する。

「このミステリーがすごい!」大賞は、ミステリー&エンターテインメント作家・作品の発掘・育成を目的に、2002年に創設した新人賞。これまで、第153回直木賞受賞者の東山彰良さんや、累計1066万部突破の「チーム・バチスタの栄光」シリーズの海堂尊さん、音楽ミステリー「さよならドビュッシー」や、社会派ミステリー「護られなかった者たちへ」で知られる中山七里さんなどの作家を輩出してきた。

本シリーズは、「紙鑑定士」の主人公・渡部の紙鑑定事務所に舞い込む謎を解決していくミステリー。最新刊は、紙・フィギュア・アメコミ・印刷・コスプレなどさまざまなテーマを詰め込んだ、全3作の連作短編集。新たな相棒、フィギュア作家の團(だん)と共に、主人公がさまざまな事件に挑むストーリーで、著者の歌田年(うただ・とし)さんは、29年間の出版社勤務中にプラモデルと紙の専門的な知識を培い、プロモデラーとしても活動。多様な分野に精通した歌田さんによる本シリーズは、そのストーリーだけでなく、紙や模型、フィギュアなどのうんちくも楽しみながら読み進めることができる。

「このミステリーがすごい!」大賞は、これからも新しい作家・作品を発掘・育成し、業界の活性化に寄与していく。

紙鑑定士の事件ファイル偽りの刃の断罪」は3月9日発売。定価1540円(税込)。