2022年03月02日 15:00

多様性を考える保育士研究会「にじいろ保育の会」は、SDGs時代を担う多様な子どもたちにマッチした保育用品の開発に取り組んでいる。

既存の保育用品「個人マークシール」は、女子にはウサギ・リボン・ケーキ、男子にはライオン・消防車・カブトムシなど、無意識的に男女分けしてしまう傾向があった。そこで商品開発第1弾は、「ジェンダーニュートラル(中立的)・個人マークシール」を製作し、認可保育園を中心に無料提供するプロジェクトとした。CAMPFIRE運営のクラウドファンディングサイト「GoodMorning」にて2月1日より実施し、わずか3日間で目標金額を達成。3月1日には、達成率185%にまで到達した。

SDGs時代を担う多様な子どもたちを保育する私たち大人も、最新のジェンダー観にアップデートする必要がある。同会では、「女らしく」「男らしく」育てたいという保護者の想いは否定せず大切にしながらも、保育園においては、どのような子育て観も受け入れられる環境でありたいと考える。性別にとらわれない保育とは、LGBTQの子どもたちだけでなく、その個性を自由に遺憾なく発揮できる環境を保障することに繋がる。

そのためには、保育現場においてジェンダーの議論を喚起していく必要があるとし、その先駆けとしてジェンダーニュートラル(中立的)な保育用品を提供するプロジェクトを立ち上げた。公開3日間で目標金額を達成し、現在200%の4th GOALに挑戦中という快挙を達成している。詳しくはこちら