2022年02月28日 15:35

越境ECベンチャーのジェイグラブと、交流創造事業を推進するJTBが協業。中小事業者が手軽に海外向け販売を始められるように、日本製品の越境EC販売代行サービス「j-Grab Mall(ジェイグラブモール)」を開始する。

第一弾として、シンガポール高島屋に店舗を構えるJTBるるぶギフトショップ(高島屋店)で、商品サンプル展示とオンラインによる注文販売を行うショールームストアを運用する。出店事業者は、本サービスの利用により、日本語の商品情報を提供するだけで「j-Grab Mall」へ出品できる。商品説明を外国語に翻訳したり、海外に発送したりすることなく、国内取引で完結し、海外への販路を創出することが可能。

また、日本好き外国人170万人が集うFacebookページ「JAPAN CRAZE」やInstagramを活用したインフルエンサー販促などのプロモーションサービスもワンストップで利用できる。商品在庫を国内の指定倉庫に置くことで、梱包から海外配送までの物流業務を委託もできる。

サービス設計にあたり、要望調査した日本製品を製造・販売する事業者30社が、3月1日のサービスインと同時に出店することが決定。今後は、小規模事業者や製造業者などを優先的にサポート。在庫の少ない事業者や、海外販売で難しいと言われる冷蔵・冷凍食品の販売、特にコロナ禍による外食需要減に伴う食品ロス解消といった社会課題を解決する。詳しくはこちら