2022年02月25日 12:07

日本経済新聞社の研究開発部署である日経イノベーション・ラボは、ニューヨークのメトロポリタン美術館の協力を得て、同美術館が所蔵する西洋絵画2500点をビジュアライズしたデジタル年表「The European Masterpieces Timeline」を制作した。
日経イノベーション・ラボは、最新技術に関する様々な知見とクリエイティブなアイデアで日経グループを未来へ導くとともに、広く社会に貢献するイノベーションを創出することを目的としている。
「The European Masterpieces Timeline」はメトロポリタン美術館ヨーロッパ絵画部門の所蔵品データを年表形式にビジュアライズした映像作品。日経イノベーション・ラボはメトロポリタン美術館が所蔵するヨーロッパ絵画のデジタルデータを利用し、デザインの方向性などのディスカッションを行いながら作品をつくりあげた。作品内で大きく登場する絵画は「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」の展示作品だが、絵をかたちづくる無数の小さな点は、メトロポリタン美術館が所蔵する約2500作品を基にしている。西洋の長い歴史を彩ってきたマスターピースの点が寄り集まってひとつの絵画となり、集合と離散を繰り返しながら次の時代の絵画へとかたちを変えていく。それぞれの作品が制作された年代や手法、地域を世界の歴史とともに時代を追って投影している。同年表は、国立新美術館で5月30日まで開催する「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」に展示。