2022年02月21日 15:52

バーチャル恐竜博物館では、2月23日、モンゴルと日本の恐竜研究について 3人の研究者が解説する。バーチャル恐竜博物館は、古生物化石のデジタルアーカイブデータを充実させ、インターネットを通じて国際間で共有することで、海外の博物館と連携し国際交流を促進する事業を実施している。

新型コロナウイルス感染症の影響により以前よりも国と国との間での移動が困難になり、国際的な展覧会の開催もハードルが高くなっている。また、世界的に化石の発掘・調査研究までもが著しく減速。本事業では、デジタルテクノロジーを駆使した展覧会を実施するほか、国内外の講師によるオンライン講座を行うことでリモート教育の充実も推進している。

オンライン講座第3弾として、北海道大学総合博物館 小林快次教授らによる「化石と旅する世界 -モンゴルと日本をつなぐ-」を、2月23日19時より開催する。今回の講座では、部分骨格が発見されてから50年近く他の化石が発見されず、「今世紀最大の謎」と言われていた「デイノケイルス」について解説。他にも、アジアの肉食恐竜の中で最強と言われた「タルボサウルス」などの恐竜を通して、モンゴルと日本との恐竜研究を通じた交流について解説する。

今後も、バーチャルで得た知識をリアルで確認し、リアルで芽生えた疑問をバーチャルで解決するといった学習のスパイラル効果の実現や、デジタルアーカイブデータを活用。かつて陸続きであった世界が進化で繋がっていることなどを紹介していく。視聴はこちら