2022年02月16日 20:03

小田急電鉄は、3月19日より3日間、小学4~6年生の子どもに、海老名電車基地内で通勤車両1000形の運転を体験してもらう特別企画「特別運転士 養成プログラム」を開催する。利用者に現役車両を運転できる企画の実施は同社初。

本企画は、同社の「電車運転士養成プログラム」をコンパクトに疑似体験してもらい、子どもに特別運転士を目指してもらうというもの。はじめに現役乗務員が講師となり、参加する親子に向けて電車が動く仕組みや機器の説明、乗客の安全確保のために乗務員が注力していることをレクチャーする。また、模擬装置を活用したアナウンスや扉の開閉など、車掌業務に触れた後、親子で「特別運転士学科試験」を受験。合格した子どもには実際の乗務員室へ進んでもらう。

海老名電車基地の車庫線内に設ける、約40mの特別行路が体験の舞台。現役運転士の付き添いのもと、制服・制帽を着用した子どもが、マスターコントローラーやブレーキ弁を操作し、通勤車両1000形を運転。(親に見守られながら、1名につき約10分間、特別行路内を複数回体験)。全てのプログラムを終了すると、修了式で「特別運転免許証」を交付する。

子どもにとって憧れの電車を、自身の運転で実際に動かしていくことで、手に汗握る緊張と一生に残る感動を味わうことができる。2月21日15時から、小田急トラベルWebサイトにて、先着順に限定69グループの親子の申し込みを受け付ける。