2022年02月09日 12:27

鹿児島工業高等専門学校と地域企業との産学官交流組織「鹿児島高専テクノクラブ」(KTC)は、「高専生のための地域企業研究会」を、令和4年1月18日に開催した。

KTCは、南九州地域の有志企業が、地域との連携強化を学校の理念の一つに掲げている本校と相図って設立。現在96社(令和4年1月現在)の会員企業と、鹿児島県工業技術センター等16の公的機関が特別会員として加入しており、技術支援のために技術交流会も実施している。昨年度は新型コロナウイルスの影響もあってWeb上での開催となったが、今年度は霧島市隼人体育館を会場とし、感染拡大防止策を講じて対面形式にて開催した。

学生にとって本研究会は、KTC会員企業が持つ技術力や研究・開発への取り組み、それらの会員企業で活躍している鹿児島高専のOB・OGからの生の声を、直接聴くことが出来る機会。また地元企業で働くことの魅力等、今後の就職活動を行うための知識の習得や、就職の選択肢として会員企業に関する情報収集等の機会にもなっている。各ブースを回る学生は企業の説明を熱心に聞いており、積極的に質問する学生も見受けられた。

参加した学生からは、「身近なところに素晴らしい企業があることを知ることが出来てよかった。」「就職したい会社が決まった。」という感想や意見があった。また、参加企業からは、「反応を見ながら話が出来て良かった。」「知ってもらえたのはもちろん、興味を持ってもらう機会となった。」等の意見が寄せられ、学生・企業双方にとって有意義な研究会となった。