2022年02月08日 15:22

ソシオフードサービスは、食事を提供する工場の社員食堂で「廃食用油のリサイクル」を実施した。これは、専門業者に廃食用油の回収を依頼し、バイオディーゼル燃料として再利用に繋げる取り組み。持続可能な社会を実現していく施策の一環で、食品ロス削減や食品リサイクルなど地球環境の改善に積極的に取り組んでいく。
ソシオフードサービスが食事を提供する、川崎市にある工場の社員食堂では、揚げ物の調理に使用した食用油を凝固剤で固め、可燃ごみとして処理していた。しかし、処理にかかるコストの削減と環境保護の観点から、廃食用油の再利用ができないかと検討。菜種油やオリーブ油などをはじめとした植物性の廃食用油は、メチルエステル化して製造するバイオディーゼル燃料としてリサイクルができることが分かったため、バイオディーゼル燃料として再利用を行う専門業者を選定した。廃食用油は専門業者により、3カ月に1度、約50リットルを無償で回収されることになる。
日本の温室効果ガス排出量の大部分は、石油等の化石資源由来の燃料の燃焼に伴う二酸化炭素で占められている。そのような中、その排出を伴わない再生可能なエコ燃料が、化石資源由来燃料に代わることは、地球温暖化防止への効果に繋がるとして期待されている。
この取り組みは、「処理にかかる費用が削減されるだけでなく、地球環境改善にも役立てることができる」という相乗効果をもたらすことになる。