2022年02月08日 13:02

科学技術館は、2月15日から、5階「イリュージョンB」展示室で、新展示「サークル・ビュー」の運用を開始する。

「サークル・ビュー」では特別な映像空間に、瞬間を切り取った30枚の画像が連続表示されることで、自身を被写体とした、映画やスポーツ中継のワンシーンのような映像を体験できる。また、映像の表示スピードや画像の再生順の方向を操作することも可能。この新展示を通して、子どもを中心とした一般の人々が全身を使って、映像技術や特別な視覚体験を学ぶ機会を提供していく。この展示物には、12°ごとに全周に設置した、30台のカメラを設置。これらのカメラで体験者を一斉に360°撮影することで、ポーズを取ったりジャンプしたりしている一瞬の姿や、自分の体のかたちや背中側の様子など、普段では見られないことを発見できる画期的な展示となっている。

科学技術館は、1964年4月に東京・北の丸公園に開館した科学技術・産業技術の総合的博物館。「サークル・ビュー」が設置される科学技術館の展示室「イリュージョンB」は、知覚がテーマの展示室だ。また、「遊び」「創造」「発見」の森、をコンセプトとしたFOREST(フォレスト)展示室群の一室。さまざまな体験を通じて、何かを感じ取ることができる仕掛けがいっぱいのエリアとなっている。なお、この展示装置は、宝くじの社会貢献広報事業として助成を受け整備された。

入館料は、大人880円、中学生・高校生500円、子ども400円。場所は、東京都千代田区北の丸公園2-1。

科学技術館