2022年02月04日 12:58

カメヤマは、奥ゆかしくも、雅な香りのお線香「花げしき 薫香(くんこう)」シリーズを発売する。

日本人と香りの文化の歴史は長く、飛鳥時代に香木が淡路島に流れ着いたところから始まる。同時期に仏教伝来もあり、人々の安寧を願う祈りと香りは切っても切り離せない関係だ。仏陀が入滅し荼毘に付されたときに、一緒に焚かれたのが白檀だったという逸話も残っている。一方、平安貴族たちは生活を豊かなものにするため、香りを楽しんでいた。中でも薫衣香(くのえこう)は香(こう)を焚きしめて着ている着物に香りを移し、たしなむ香りの作法。空間にふわりと残る香りに、愛しの人がさきほどまでそこに居たのを知った、などと恋心を歌った文章が源氏物語などにも多く残っている。

今回の新商品「花げしき 薫香シリーズ」は、そんな平安貴族の世界を思い浮かべながら使ってもらいたい商品。優雅で贅沢な手を合わせる時間をイメージして調香。まるで薫衣香のように香りがほんのり残るように設計した。天然の原料にこだわり、白檀・沈香などをベースにやさしいフローラルをブレンドしたプレミアムな香りを楽しめる。

価格は「花げしき 薫香 白檀さくら」715円、「花げしき 薫香 沈香はなばな」825円(すべて税込)。販売場所は、スーパーマーケット、ドラッグストア、ホームセンター、カメヤマECサイトなど。

カメヤマ