2022年01月21日 12:47

2月27日、国立音楽院宮城キャンパス主催で、国内の職人の手によって作られた弦楽器だけを集めた展示会・演奏会が開催される。会場は宮城キャンパスのある加美町のバッハホール。国立音楽院ヴァイオリン製作科は20年以上の歴史を誇る。当日は、楽器業界で活躍する卒業生・講師、さらに外部の弦楽器製作家の製作楽器を含め、全国各地から30台近くの楽器を展示する。

コンサートは、これらの展示楽器の中から、演奏家の手により特に音響の良い楽器が審査を経て選定され、それらを使用。前日に同ホールにて演奏家が音響の観点から選定するが、その審査の様子もプレイベントとして一般公開する。弦楽器製作家を育成し、多く輩出する学校だからこそ出来るイベントとなる。国立音楽院宮城キャンパスの弦楽器工房にて製作された楽器も出展される予定。

演奏は、広島交響楽団コンサートマスター佐久間聡一さん、客演 首席やソロ・室内楽活動で活躍する生野正樹さん(ヴィオラ)・奥泉貴圭さん(チェロ)らで組まれる、TRIO AXIS(弦楽器トリオ)を招く。

なお、今回のイベントに付随して、国立音楽院では加美町内へのアウトリーチとしてヴァイオリンとピアノによるトークを交えたスクールコンサートを実施する。普段子供たちが触れる機会の少ない弦楽器の音を、親しみやすい曲を通して、身近な場所である学校で聴いてもらう事で、豊かな感受性の育成のきっかけと出来るような時間となるよう取り組む。詳しくはこちら