2021年12月28日 15:14

千葉大学環境ISO学生委員会は、プラスチックごみを減らすために、千葉大学生協の協力を得て、1月6日から、西千葉キャンパスでプラスチックストローの無料配布を中止。竹製ストローを有料で販売するとともに、プラスチック製のスプーンとフォークの有料化の試験導入を行う。

同大学生協では、500mlの紙パックの購入者にプラスチックストローを配布しており、コロナ前は年間約3万本を使用していた。そこで、環境ISO学生委員会はプラスチックごみ問題への意識啓発のために、2019年7月にプラスチックストローの配布を中止。かわりに紙ストローを1本5円で販売する実証実験を行った。その結果、ストローの利用率が半減する効果があった一方で、紙製ストローの利便性や使い心地に課題が残った。

2020年度以降、学生委員約20名が様々な材質の代替ストローの飲み比べを行い、今回、竹製ストローの採用が決定。また、昨今、世界的にプラスチックごみ削減の取り組みが加速。日本でも今年6月に「プラスチック資源循環促進法」が成立し、来年4月から小売店におけるスプーンやストローが有料化される見通し。そこで施行に先駆け、プラスチック製のスプーン・フォークの有料化も同時に行うこととなった。

千葉大学は、環境マネジメントシステム(EMS)の国際規格であるISO14001を2005年に取得。EMSを学生主体で運用することを教育の一環としており、2003年に設立された「千葉大学環境ISO学生委員会」が中心となって、学内・地域社会でEMSや様々な環境活動を実施している。詳しくはこちら